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地球にぽつん。
島根半島から北へ約80km。船に揺られて3〜4時間。都市から遠く遠く離れた、隠岐諸島の1つ、中ノ島“海士町”。泊まれる拠点施設Entôは、大山隠岐国立公園、そして隠岐ユネスコ世界ジオパークに指定されるこの地で、2021年に誕生しました。

私たちのもてなしは、眼前に広がる手つかずの地球(ジオ)の風景です。Entôは、ジオパークの拠点施設であり、ジオパークに泊まれる宿であり、島で暮らす人と訪れる人が交わる場所でもあります。

のんびりと行き交う船を見ながら過ごしてもいい。アクティブに自転車で島を一周してもいい。静寂を感じに夜の散歩に出かけてもいい。館内の展示をじっくり鑑賞してもいい。島の人たちとテラスで語らってもいい。Entôでの体験はすべて、ジオに通じています。重い荷物はいったん置いて、その身ひとつで気の向くままにお過ごしください。

Entôのある場所

島前と島後、主に2つのエリアから成る隠岐諸島。Entôが佇む島前は、約600万年前の火山活動により形成されたカルデラ地形で、地球の大きな力が創り出してきた絶景が広がります。島前の3島(中ノ島・西ノ島・知夫里島)は内海を囲むように島が並んでいますが、3島は火山の外輪山の一部で、その陥没した部分に海水が入り込み、穏やかなカルデラの内海を形成しています。

Entôへの行き方

フェリー、レインボージェット(高速船)、飛行機の3つの交通手段があります。飛行機を使う場合も、島後の西郷港からEntôのある菱浦港まで船に乗る必要があります。島に着くまでは長旅ですが、菱浦港からEntôは徒歩約3分です。

ジオパークの入口として

ジオパークの拠点施設でもあるEntôには、展示室Geo Room “Discover“を併設(入場無料)。ジオパークが持つ凄みや面白みを最大限体験するために必要な情報や知識を予習できます。また、テラスやラウンジでもジオパークにまつわる展示を行っていますので、リラックスしながらご鑑賞ください。

基本情報

名称
Entô(エントウ)
住所
〒684-0404
島根県隠岐郡海士町福井1375-1
電話
08514-2-1000
敷地面積
約 5666.21㎡
構造(別館)
CLTパネル工法
規模
本館 : 5階建/
別館 : 地上2階、地下1階建
客室数
本館 : 18室/別館 : 18室
開業年
2021年7月
事業主
株式会社 海士
PM
レンドリースジャパン株式会社
建築
株式会社マウントフジ
アーキテクツスタジオ
一級建築士事務所
デザイン
株式会社日本デザインセンター
三澤デザイン研究室
ネーミング
是方法光
[株式会社日本デザインセンター]

Photo by  安永ケンタウロス

Entôの名前の由来

Entôは漢字では「遠島」と書きます。文字通り「遥か彼方、遠く離れた島」そして「島流し」を意味します。
古くから遠流の地と定められた隠岐。離島でありながら豊かな湧水に恵まれた土地で、飢えたり、生活に危険を覚える場所ではなかったことから、後鳥羽上皇や後醍醐天皇、平安時代の歌人小野篁など、高貴な方々が隠岐に流されました。中でも後鳥羽上皇は、生涯を閉じるまで19年間、海士町でお過ごしになり、上皇という肩書きを捨てて、隠岐の雄大なに身を委ね、島民と交流を重ねたといいます。その名残として、後鳥羽上皇を祀る隠岐神社が存在し、今でも島民たちは親しみを込めて「ごとばんさん」と呼んでいます。都市から遠く遠く離れた、地球にぽつんとある島。コンビニも映画館もない。けれど、だからこそ、人はまっさらな自分に戻れる。次なる希望に出会い、新しい物語を始められる。飛行機でどこへでも簡単にいける時代、「遠さ」がもたらす価値を、世界中の縁ある方々へ。私たちにとって遠島あることは誇りです。Entôの名にはそんな思いが込められています。

Entôの歴史

Entôは、1971年開業の国民宿舎「緑水園」が原点。1994年に増築し「マリンポートホテル海士」に改名。本館、別館(緑水園)としてご利用いただいてきましたが、本館の一部をリノベーションするとともに、別館を建て直すかたちで新棟を建設。Entôとして生まれ変わりました。